作陶熱発症の記

作陶のつれづれ

作陶について #2

陶芸教室に通い始めて3か月ほど経ちます。焼き上がった作品をふりかえってみますに下手の一言に尽きます。

作りたい器のアイディアは湧きますので、それを実現するべく先生のご指導を得て作陶するのですが、本焼きを見るといつもガッカリ。何にガッカリするかと言うと、形状がなってない、釉薬の掛け方が下手。人の作品であればこういうものなのねで済ませられると思うのですが、いかんせん、思いついたアイディアが自分の頭の中にあるだけに、現実の器と比べて、その差を実感しています。ご指導の先生からは思いが強過ぎるのではないでしょうかと慰められてはいますが、ある程度時間をかけて作陶に慣れるしかないのでしょう。

先日、刀画家の方に久しぶりにお会いして近況を語りました。そこで、拙作はイメージしたものと出来上がったものとに差があり過ぎるとお話ししたところ、技術の習得あるのみとの仰せ。陶芸もなさったことがあるとのことで、当方は頷くばかり。


今後、形状と釉掛けのひどさを克服するため、以下覚書き。

○ 手びねり成形ひも作りの場合
 ・シャモットを添加した場合、土をよく練る。
 ・器底面を作る際、土をよく締める。
 ・底面の円を切る際、正円の大きさを決められるよう、腕を固定する。
 ・ひもを作る際、同じ太さで丸める。
 ・ひもを積み上げる際、同じ調子で積み上げ均し付けるため、左右の指先の圧力を意識する。
 ・内側を成形した後、外側を削る際、内側の形状に合わせるよう、時々離れて見る。
 ・高台を削る際、高台の幅と高さを一定にできるよう、道具を持った腕を固定し手ブレを防ぐ。
 ・不用意に手を動かして、爪や道具の先で器を傷つけない。特に集中して作業した後は要注意。

○ タタラ作りの場合
 ・土を伸ばす際、予定の形に近いものに伸ばす。切り貼りを極力少なくする。
 ・土をよく締める。
 ・形に乗せて成形する際、角の部分、底面になる部分はよく締める。

○ 透かしや切り込みを入れる場合
 ・切り取った後、内外の形を整える。
 ・ラベリン入りの酢で念入りに土を締める。

○ 釉掛け
 ・釉薬を底からよく混ぜる。
 ・器を釉薬にくぐらせる際、速度を一定にし、釉薬の容器にぶつけない。
 ・はさみを外す時は速やかに

どれも慣れて身につけるしかない技術ですが、徐々に身につけていきたいと考えています。